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コントロールしたければ、まず知ること『アンガーマネジメント』

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Angermanagemant20240303

 

『怒り』とは何ぞや。

怒りを知れば、変わる未来はある。

  

目次

 

怒りのメカニズム

 

怒りは第2次感情

 

1次感情(不安/心配/困惑/落胆/悲しさ/虚しさ)を抱いた後

2次感情として「怒り」が生じる。

 

怒りは他人のせいではなく、

自らの感情が生み出している。

 

「べき」

 

自分の『こうあるべき』が破られた場合、

怒りが生じる。

 

「当然〇〇、〇〇は常識、普通は〇〇、〇〇するのは当たり前」

といった言葉を使っていたら注意。

 

個人差があり、多様化の時代において、もはやその価値観は無意味。

例)

・営業は足で稼ぐべき

・部下は上司より早く帰るべきではない

・育休は女性が取るべき

・来客が来たら、まず女性が対応するべき

 

対策

 

6秒やり過ごす。

→怒りを感じたときに理性を取り戻すのに費やす時間「6秒」

 

短期的対策

 

以下、6秒をやり過ごすための短期的な対策。

 

・怒りに点数付ける

・心が落ち着く言葉を言い聞かせる

例)大丈夫 なんとかなる

・怒りを表すボキャブラリーを増やす

例)ムッとする、イライラする、頭に来る、腹が立つ、ムカムカする、はらわたが煮えくりかえる。怒り心頭、憤慨する

・カウントバック

・思考を止める

・怒りから意識を逸らす

・深呼吸

 

長期的対策

 

自分の怒りを分析、分類し、客観的に捉える手段を

講じ、1次感情を抑制するための手段。

 

・アンガーログ

→怒りを感じた時を記録し、
自分が何に対して怒りを感じたか客観的にとらえる

・ストレスログ
→その怒りが重要か、そうでないか、
その怒りは自分の行動で変えられるか、そうでないか分類する

・サクセスログ
→成功体験を実感することで、1次感情発生を抑制させるため

 

相手の怒りはどうしたらよいか

 

相手の怒りは

相手自身が生み出したものであるため、

変えることはできない。

 

怒りの原因である「1次感情(悲しみ・虚しさ・困惑)」に

寄り添うことが大事。

 

怒っている相手には、アドバイスではなく「共感」が効果的。

 

まとめ

 

怒りやすさは環境によって異なり、

疑心暗鬼や自信がないときほど怒りやすくなる。

 

家族や職場以外のコミュニティなど

「自己開示および自己表現を行える場所」が

怒りのコントロールに繋がる。

 

アンガーマネジメントは

「自分が何に怒りを感じるか」を分析し、対策すること。

 

自分ではどうしようもないことに

怒りを感じるのは無駄。