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「言いたいことがうまく言えない」を卒業!社会人が身につけるべき“言語化力”トレーニング術

 

Verbalization 20250702 01

 

「頭ではわかってるのに、言葉にできない……」

「話がまとまらず、伝えたいことが相手に届かない……」

そんな悩みを抱える社会人は少なくありません。

 

プレゼン、報告、雑談、SNS……現代の社会人は日常的に「言語化」を求められています。

今回は、山口拓郎さんの

『「うまく言葉にできない」がなくなる 言語化大全』をベースに、

社会人が実践できる言語化トレーニング術を解説します。

 

伝える力を高めたいあなたに、実践的なヒントをお届けします!

  

目次

 

言語化力とは?社会人に必要な3つのスキル

 

言語化力とは、

「思いや考えを言葉にして、相手に伝える力」のこと。

 

山口拓郎氏は、言語化を3つのスキルに分解しています。

 

1.語彙力:伝えるための言葉を知っている

2.具体化力:抽象的な思考を、具体的に言い換えられる

3.伝達力:相手に分かりやすく構成・表現できる

 

これらが揃うと、

報告、相談、雑談、SNS投稿まで、

あらゆる場面で「伝える力」が格段にアップします。

 

具体化力を鍛える!日常でできるトレーニング法

 

なぜ?と例えば?の思考習慣

 

「面白かった」「ムカついた」「ヤバイ」といった感情を

言葉にする際、

**「なぜ?」「例えば?」**を

自問するクセをつけましょう。

 

「会議が良かった」→「ざっくり一言」意見の方向性をとりあえず出す

「なぜ良かった?→時間が短縮され、要点が明確だった」

「例えば?→部長が3つの結論だけを箇条書きで示した」

 

こうすることで、

相手もあなたの思考の筋道を理解しやすくなります。

 

何も思いつかない時の「思考のものさし」TOP5

 

「ざっくり一言」→「なぜ?」→「たとえば?」の先が

思い浮かばない場合、

以下に当てはめて考えると思考がクリアになり

解像度が増します。

 

1「メリット・デメリットは?」

2「ビフォー・アフターは?」

3「類似点・相違点は?」

4「誰におすすめ?」

5「どうやって?」「どんなふうにして?」

 

5W3Hで感情や出来事を整理する

 

日常の出来事や報告を

 

**5W3H(When, Where, Who, What, Why, How, How many, How much)**

 

で分解してみましょう。

 

例:「昨日、渋谷のAカフェで、同僚と、来期のプロジェクトについて話し合った。

なぜなら…」

 

これに慣れると、漠然とした体験や考えが「伝えやすい情報」に変換されていきます。

 

伝わる話し方に変える!言語テンプレート活用法

 

本書で紹介されている「幹→枝→葉」テンプレートは、

プレゼンや会議報告にすぐ使えます。

 

幹:主張・結論 →「この方針で進めましょう」

枝:理由・根拠 →「予算・納期・成果の3点から最適です」

葉:事例・データ →「A社でも同様に30%の効率化が実現しています」

 

他にも「PREP法」「列挙型構成」「ストーリー型」など、

使えるテンプレが満載です。

 

ChatGPTで語彙力&伝達力を伸ばす方法

 

ChatGPTなどAIを活用したトレーニングも本書で紹介されています。

 

ChatGPTを使えば、言語化のトレーニングを

自宅や通勤中でも効率よく実践できます。

 

●自分の意見を入力 →「もっとわかりやすく」と依頼

AIに自分の考えを説明し、客観的なフィードバックをもらう

●感情を言葉にする練習 →「このモヤモヤを説明すると?」と尋ねる

●類語・言い換えを学ぶ →「"すごい"の他の表現は?」と聞く

●AIに要約や例え話を作ってもらい、表現の幅を広げる

 

“アウトプットの壁”を、AIが優しく後押ししてくれます。

 

まとめ:言語化力は一生モノの武器になる

 

社会人にとって「言いたいことが言える」ことは、

信用・評価・成果に直結します。

 

山口拓郎氏の『言語化大全』をもとに、

語彙・具体化・構成を磨けば、

あなたの伝える力は確実に進化します。

 


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